「出産手当金」のお得なもらい方

産前産後休業を取得される女性の皆様へ
～「出産手当金」のお得なもらい方～

出産手当金は、産前産後休業を取った期間中の生活を保障するものです。
産前産後休業とは原則、産前６週間～産後８週間の間の休業です。
出産日当日は産前に含みます。
ちなみに、
実際の出産日が出産予定日よりも後になった場合、その延びた期間分も産前に含みます。
逆に、実際の出産日が出産予定日よりも前になった場合は、産前開始日が遡って計算されます。
なので、産前６週間前に当たる日ギリギリまで働いても良いのですが、
あまり無理せずに、それよりも少し早めに休み始めておくのもオススメです。
健康保険制度から出る出産手当金は、被保険者本人が対象です。つまり、対象は女性のみです。

出産手当金の申請は、
「出産前の申請」にするか「出産後の申請」にするかを選べます。
どちらの方法でも最終的にもらえる金額は同じなので損得は無いのですが、
実際の出産日が予定日よりも後なった場合、その延びた日数分も支給対象になりますので、
出産後の申請にした方が、手間の面では少しラクかもしれません。

※男性も、子どもの出生後８週間以内に、４週間まで２回に分けて男性版「産休」を取得できます。
いわゆる「産後パパ育休」と呼ばれるものですが、これについての給付は健康保険でなく雇用保険の制度です。

※国民健康保険の被保険者は、令和6年1月より産前産後期間の保険料免除制度が始まりますが、出産手当金の制度はありません。

ぜひご参考まで