広告
筆者は20年以上、新卒採用の仕事にかかわってきました。
「新卒としての就活」は、ほとんどの人にとって初めての経験だと思います。
当然ですが、中途採用の転職活動よりも準備に時間が掛かるでしょう。
そんな中、「友人は順調に進んでいるのに、自分は部活で忙しくて就活も自己分析もできてない!」とか、「一応、普通にスタートしてるけど、今のやり方で本当にいいのか不安・・・」という学生さんもおられると思います。簡単に就活を成功させる方法があれば良いのですが、それは残念ながら筆者も知りません。
しかし、たくさんの就活学生を見てきたので、無駄な労力をなるべく省く方法ならあると思ってます。
今回は、省エネモードで納得のいく就活ができる方法をまとめてみました。
「もし筆者自身が今から新卒就活を始めるなら、絶対こうする!」という観点で書いています。
この記事を読めば、就活にそそぐエネルギーの使い方を最適化し、タイパにもつながると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
とりあえず、必要な備品を揃える
とりあえず、必要なものはスグ揃えましょう。
- リクルートスーツ
- リクルートバッグ
- 鏡
- 黒 革靴(なるべく足が痛くなりにくそうなもの)
- ノート、筆記用具
- ハンカチ
- エコバッグ
- 長靴(悪天時)
- タオル(悪天時)
企業訪問や面接に行く時は大雨の中を歩くこともあります。そんな日は長靴で行き、到着したらキレイな黒革靴に履き替えると印象UPします。服やカバンもベチャベチャなので、タオルでしっかり拭いて、鏡で再度自分の顔やネクタイが曲がってないかもチェックし、会場へ入る時には清潔な状態で堂々と入りましょう。
エコバックは見た目が派手でないものが良いと思います。
靴の履き替えまでする就活生は少ないので、もし企業の担当者に気付かれて突っ込まれた時には、マナーや身だしなみに気をつけているというアピールができるチャンスです。
ちなみに筆者は、靴を持ち歩くためのエコバックと、買い物用のエコバックの二つを使い分けています。
訪問先によっては、会場で靴を脱ぐという可能性もあるので、靴下やストッキングは破れてないか、清潔に見える状態か、も要チェックですよ!
自分の価値観や、向き・不向きを理解する
就活の労力を省力化するために大切なことは、「自分がどうしたいか?」を知ることです。
自分自身の価値観で、自由に決めれば良いのです。
とはいえ、
「自分のことがよくわからない・・・」という方も多いと思います。
そんな方は、適性検査を受けてみましょう。
とりあえず無料で受けられるサービスで良いと思います。
例えば、
JobSpring Scoutなら、業界大手の適性検査を無料で受けることができる上に、企業から自社にマッチしそうな学生へスカウトを送る機能があるので、全く知らなかった仕事に出会える可能性があります。
このJobSpring Scoutは、求人を出している企業側の社員も適性検査を受けており、自社社員と学生のパーソナリティを比較して相性(類似度)を確認した上でスカウトを送れるというユニークな機能が備わっています。
もし企業からオファーをもらったとしても、それを受けるかどうかはあなたの自由です。
とりあえず自分自身のことを知るために、適性検査だけ受けておくといいですね。
公式サイトでチェック
エントリーシート・履歴書の作成は一人でやらない
エントリーシートや履歴書は、必ず誰かに添削してもらったり、突っ込んでもらったりして作成したほうがよいです。
あなた自身も、自分の価値観についてよくわかってないケースがあると思います。あなたの性格をよくわかっていそうな友人に、「なぜこの業界を受けるの?」等の突っ込みをあえて入れてもらうと、新たな気付きを得られるかもしれません。
そして、同じ能力があっても、それをエントリーシートや履歴書の文章でうまく表現できるかどうかで印象がかなり変わってきます。社会人経験がある方に必ず添削してもらいましょう。親に見てもらっても構わないのですが、必ず、身内以外の社会人からも添削してもらったほうが良いです。
「他人から見てどんな印象か」が重要なので、出来ればプロの添削サービスを受けるのがお勧めです。無料で利用できるものもあるので、ぜひ活用しましょう。
例えば、
キャリエモンなら、
独自のシステムで、プロのカウンセラーからエントリーシートを何度でも添削してもらえます。
一言一句細かく見てもらうことができるので、精度の高いエントリーシートを完成させることが可能です。
無料でプロにキャリア相談ができる
企業訪問での対策、質問のマナー
会社説明会に参加したら、ノートにメモを取ると思いますが、
ノートには 企業名や募集職種だけでなく、参加した日時や当日の天気、企業訪問した時に感じた印象なども書いておくと良いです。後で他社と比較研究する時に思い出しやすくなり、役立ちます。
会社説明会では、質問タイムを設けるケースがほとんどなので、なるべく手を挙げて質問できると良いのですが、その場に他の学生もいる場合、自分が手を挙げるのは1回だけにしておきましょう。同じ人が何回も質問すると、他の学生が質問しづらくなり、周りへの配慮ができない人間だと思われてしまう可能性が高いからです。
もし聞きたいことがいくつかある場合は、文章で箇条書きにまとめて後日、採用担当者へメールで聞けばたいてい答えてくれます。
メールの文頭に、
「先日は企業説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。御社にとても興味を持っており、いくつか質問させていただきたく存じます。ご多忙のなか恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。」と一言入れた上で、箇条書きで質問事項を書き、メールの最後に「ぜひ選考に進みたいので、引き続き、よろしくお願い致します。」と書いて、自分の学校名と名前を入れれば大丈夫です。
面接で、これだけは
自己PRを聞かれるケースは多いですが、採用担当者は、あなたに物凄い経歴があると期待しているわけではなく、あなたがどんな人間なのか? どんな価値観を持っているのか? を知りたいから聞いています。
なので、面接対策本に書いてある事をそのまま喋ったら、ほぼ確実にバレます。もし面接官がそのPRを聞いた後で、それについて掘り下げて質問していくつもりだった場合、変な空気が流れて話も弾まなくなります。
サークルで凄い実績を出したとか、バイト先でリーダーを任された等、実際に立派な功績があるなら是非アピールして欲しいのですが、自己PRはもっと小さなことでも全く問題ないです。
例えば、
健康のために自炊を心掛けているとか、遅刻しないよう常に約束の30分前には到着しているとか、人と話す時には目を見て話すように意識しているとか、実家住まいでも植物の水やりは自分が必ず毎日担当してるとか、「ありがとう」をたくさん言うようにしている、等・・・もしどうしてもネタが思いつかない場合は、とりあえず今日から何か始めて、「つい最近、意識して始めたところです!」というアピールの仕方でもOKです。それで突っ込まれても、自分にとってはタイムリーな話題なので、話しやすいと思いますよ。
面接は一次、二次、最終と、数回実施する企業が多いですが、その場合はたいてい、面接官が変わるので、前回と同じ質問をされることもあります。「あれ? 情報は引き継がれないの?」と思うかもしれませんが、毎回丁寧に答えていきましょう。本当に情報の引き継ぎが無いだけかもしれませんが、あなたという人物の価値観を確認するために、あえて再確認しているケースもあります。一次面接~最終面接までの間に、あなた自身が変化しているかもしれないので、答える内容が変わっても大丈夫です。ただし、嘘をつくのは絶対やめておきましょう。あまりにも一貫性が無さ過ぎて別人のようになると、企業側はあなたという人間の魅力や価値観がわからず、内定を出しづらくなります。
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれるケースは多いですが、実はコレ、最大のPRタイムなのです。「特にございません」という学生も多いので、別に悪くはないのですが、正直、もったいないですよ!
だって、採用する側の立場で想像してみてください。
「真剣に入社を考えていたら、『コレ、どうなんだろ?』と思う点が一つや二つは必ず出てくるよね?!」
と思いませんか?
質問が無い=当社に対してそこまで真剣に考えてない
と思われたら損です。
面接で話したことを通じて、その場で思い浮かんだことを質問できたらベストなのですが、念のため、質問が何も思い浮かばなかった場合に備えて予め用意はしておきましょう。
例えば、
「御社で働くにあたり、覚悟しておくべきことはありますか?」
「入社までに勉強しておくべきことはありますか?」
「〇〇様(←面接官)のようになるには、どの様な努力が必要でしょうか?」
なら、業界や職種に関係なく聞けます。3つ目のような面接官個人への質問をするのはけっこう勇気が要りますが、意外な裏情報が聞けるかもしれません。
実は筆者自身も面接官を担当する時、最後の質問タイムで学生さんから出てくるネタを楽しみにしています。その人を知るには、これが一番だったりもします。
面接官が答えてくれた回答に対して更に追加で質問するのも、本気度が伝わるのでいいと思いますよ。
[affi id=3]なら、
一人ひとりの弱点に合わせたオーダーメイド型の面接対策サービスもあります。
面接は回数を重ねれば慣れていきますので、このようなサービスの活用もオススメです。
「新卒ブランド」は最強と知っておく
「もう面倒になってきたし、とりあえず就活浪人しようかな」と考えだす人もいますが、その道はお勧めしません。
学生の間はピンと来ないかもしれませんが、「新卒」は、最強ブランドなのです。
新卒採用をしている企業は、入社した人をイチから育てるのに時間がかかることを想定しているはずです。
つまり、即戦力になれない状態の人にも給料を払っていく能力がある会社だとも言えます。
第二新卒採用や未経験OKの中途採用もありますが、そのかたちで募集するのは大抵、欠員補充が必要な時だったりします。なので、まわりの先輩たちは忙しく、新卒社員ほど丁寧に仕事を教えてもらえない可能性が高くなります。
そもそも、新卒でないと入れない企業もたくさんあります。
「新卒ブランド」は有効期間も短いので、その価値を大切にして、最後まであきらめずにいきましょう。
まとめ
高精度の適性検査を受けられるJobSpring Scoutや、
エントリーシート添削、面接対策をしてもらえるキャリエモンを活用することにより、無駄な労力は省いて必要なことに時間を使っていきましょう。
これらのサービスに登録することで、予想外の企業からオファーが来るかもしれません。
それをキッカケに、自分では調べる対象に入ってなかった企業や仕事に出会うことが出来れば、視野が広がります。
もちろん、あなたが興味を持てなければ、受ける必要はありません。選考に進んでる途中で断ったってよいのです。自分の価値観を最優先で考えてくださいね。
もし余裕があるなら、求人検索型の「リクナビ」や「マイナビ」も併用しつつ、納得のいく就活にしてもらえたらと思います。
あなたのご活躍を応援しています!